2010年08月27日

均等待遇実現へ 自治労委員長の発言

 26日に徳島で開かれた自治労の定期大会において、徳永委員長は(正規職員と非正規職員が賃金をシェアすべきだ」「正規ー非正規の均等待遇を実現するためには、もう一歩進んだ運動展開が必要」と発言。人事院勧告に準じて地方公務員の正規職員の給与が削減された場合、削減分を非正規職員の処遇改善に確保する労使交渉に入ることを提案しました。

 自治労の調査によれば、全国の非正規職員の数は60万人とのことです。公務現場では、民間現場と同じように、あるいはそれ以上に非正規化が進んでおり、正規職員と非正規職員との処遇格差も大きいのです。

 同一労働同一賃金の原則、同じ仕事をすれば同じ賃金を貰える、この当たり前の原則が日本では確立していないのです。ヨーロッパではずっと当たり前のこととされ、お隣の韓国でも法律に規定されました。

 わが国のワーキングプア問題根絶のためにも、今こそ均等待遇原則をすべての職場に実現していきましょう。広島電鉄では、正規社員と非正規社員とを同等に扱うことを労働組合が要求して実現しました。ぜひ、広島電鉄労働組合の教訓を学びたいと思います。

 私は、明日から9日間ほど、日弁連の貧困問題対策本部の調査でデンマークに行ってきます。社会保障や失業手当が厚く、フレキシュリティーが成功したと言われる国です。帰ったらご報告します。
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 雇用・労働

2010年08月22日

地蔵盆

 昨日から今日にかけて、京都の中心部の多くの町内で地蔵盆の行事が行われました。距離にして50メートルくらいしか離れていないのに、それぞれの地域に子どもや大人が集まって花火や宴会をしています。京都の昔ながらの町の単位の細かさがよくわかります。

 残念ながら子どもの数はあまり多くはありません。地蔵盆がおこなわれる地域には、平屋建てや2階建ての民家が多く、そうした家屋に住んでいる住民の中に子どもの占める割合はきわめて少なくなっているのだと思います。それでも、吹き流しをつくったり、行燈をつくったりして地域の大人たちがしっかりと地蔵盆を盛り上げています。

 私は四半世紀前に京都に住み始めた頃、この地蔵盆という行事が不思議で仕方ありませんでした。関東出身の私には今まで見たことのない地域の行事でした。もしかすると昔はこうした行事が各地でもあったのかも知れません。しかし、こうした行事が今もしっかりと定着している地域は大きな都市では他にないのではないでしょうか。
 
 地蔵盆においては、地域の大人が集まって一生懸命準備をします。自分たちの地域は自分たちで創っていく、京都の住民運動の力強さの源泉であるようにも思います。
 近い将来、地蔵盆がたくさんの子どもたちの笑い声で包まれる、そんな京都の街にしていきたいですね。
posted by 中村和雄 at 23:08 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 暮らし

2010年08月15日

戦争の隣で育った少女

 南沙織さん、「誰もいない海、二人の愛を確かめたくて・・・・」有馬三恵子さん作詞、筒美京平さん作曲、1971年発売の「17歳」。南さんのデビュー曲です。同世代の私は、その日本人離れした愛くるしさに夢中になっていました。
 南さんが沖縄出身であることは知っていましたが、米軍普天間飛行場のすぐ近くに住んでいたことを朝日新聞の報道で知りました。3回引っ越し、三回ともそれぞれ普天間飛行場のゲートの近くなのです。最後に住んだ場所の数百メートル先には、2004年に米軍ヘリが墜落した沖縄国際大学があるのです。

 南さんが言います。「言いたいことは1つです。沖縄の海を守って欲しい。基地はなくすべきですが、代わりに海を埋め立てたら取り返しがつかない」
 南さんが愛した海は、平和で美しい沖縄の海なのです。

 環境保全と平和の確立、深いところで繋がっています。終戦記念日の今日、家族で平和について語り合う機会があるといいですね。
posted by 中村和雄 at 18:48 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 平和

2010年08月10日

ノーモア広島 ノーモア長崎

 今年も真夏の焼き付ける日差しの中で、広島と長崎の原爆投下の日を迎えました。今年は、昨年のオバマ大統領のプラハ演説を受けて、アメリカ合衆国代表が参加したり、国連事務総長が参加したり、核廃絶に向けて少し希望のもてる記念日となりました。

 うちの事務所では3人の弁護士が原爆被爆者訴訟に関わっていますが、政権が変わったのに一向に解決に向かわない政府にいらだっています。
 今回の広島の式典において、秋葉広島市長は、非核3原則の法制化と共に核の傘からの脱却を提起しました。核兵器廃絶に向けて、わが国が核抑止論にしがみつくことをやめて、核の傘からの脱却を表明することの重要性を説いたものです。まさに時機に適った提起でした。

 ところが、当日のその後の記者会見において、菅首相はわざわざ政府として核抑止論を堅持する姿勢を表明しました。世界が核廃絶に向けて一歩踏み出そうとしているときに、水を差す発言であり、がっかりです。唯一の被爆国として核廃絶に向けた積極的な活動をを果たしてもらいたいものです。
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 平和

2010年08月04日

京都の多文化共生を進めるために

20100801154833.jpg 日曜日に京都市南区の故郷の家・京都の文化ホールで「京都の多文化共生を進めるために」と題するシンポジウムが開催され参加しました。主催の中心は、京都東九条CANフォーラムという団体です。

 南区の東九条地域は、歴史的な経緯から在日韓国朝鮮人をはじめ多国籍住民が多く居住しているところですが、最近は人口が激減し高齢化も進んでいます。この地域を新たな多文化共生の街として発展させていこうとの取り組みが始まっています。今回は同じく多国籍住民が多い東京の大久保と神戸の長田のまちづくりも報告して頂き、東九条のまちづくりを考えようという企画です。

 東九条CANフォーラムの金周萬事務局長の次の言葉が印象に残りました。「多文化共生とは、違うことで差別されないこと、平等ということで同化を強制されないこと。自分らしく生きることを認めあうこと。」
 差別と偏見を乗り越えて地域を支えてきた東九条に地域コミュニティーの拠点として「多文化共生活動センター」を設置し、多文化共生のノウハウの発信基地にしようとの地域の皆さんの思いには共感します。東九条の小学校統合にあわせて、ぜひ実現できることを願います。
posted by 中村和雄 at 01:17 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし