2010年10月28日

事業仕分け ジョブカード廃止

 政府の特別会計事業仕分けがはじまりました。新政権によって若者就労支援対策として鳴り物入りで実施されてきた「ジョブカード」が廃止と決定されました。

 就労先の見つからない若者が増加しています。政府が企業に補助金を出して、就職できない若者に企業での研修を実施し、それを職歴として新たな就労確保に繋げようとの政策がジョブカードです。研修実績をカードに登録するものです。この登録によって就職活動に有利になるはずだというのです。しかし、これがうまくいってないのです。企業はジョブカードによる研修実績など有利な材料として考えていないのです。せっかく企業に補助金まで出して実施した研修が、若者の就労先確保に結びつかないのです。結局、企業に多額の補助金を出していることが無駄だということになって今回廃止と判断されました。

 ジョブカードという場当たり的な政策が効果がない以上廃止となったのは当然だと思います。問題は、新政権が就労先の見つからない若者が急増している根本原因に真剣に目を向けようとしないことです。多くの若者が非正規雇用という形でしか職を得られなくされています。低賃金で何時でも使い捨てされるのです。こうした非正規雇用問題を解消する抜本的改革が求められています。派遣法の抜本改正や有期雇用の規制、均等待遇の実現などを実現していかなければ若者の就労確保は実現できません。新政権には、この課題は姑息な小手先の施策では解決しないことをしっかりと自覚してもらいたいものです。
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(5) | TrackBack(0) | 国政のことなど

2010年10月19日

大阪地検特捜部事件

 大阪地検特捜部のエリート検事によるデータねつ造事件が社会的に大きな非難を受け、このところ次から次へと検察官の強引な取り調べや記録紛失などが報道されています。検察には多くの問題が存在することがあらためて確認されてきています。
 無実の者を強引な取り調べによって有罪にしてしまうえん罪をなくすためにも、今こそ取り調べ過程をすべてビデオカメラに収録しておく方式を実現すべきです。このことを捜査過程の可視化といいます。イギリスなどではずっと以前から実現されていますし、技術的にも、費用的にもまったく問題ありません。これまで、警察や検察が強行に反対してきたために実現できていません。今こそ、実現していく運動を強化する時だと思います。みなさんのご支援をお願いします。

 ところで、今回の大阪地検特捜部事件を受けて、検察特捜部を東京だけに縮小しようとする動きがあり、警戒しなければなりません。
 大阪や名古屋の特捜部が廃止されて一番喜ぶのは誰でしょうか。警察と政治家です。警察はどんどん肥大化しており、現在刑事事件の捜査権限はほぼ警察が独占しています。検察によるコントロールはまったく及んでいない情況です。唯一独自の捜査権限を持っている特捜部を解体できれば、警察にとってはとてつもなく好都合です。
 警察の不祥事、腐敗を暴き、政治家と警察との癒着を正してきた特捜部の活動の意義は大きいのです。政治家の政治とカネの不正を暴いてきたのも特捜部です。警察は動きません。私は、特捜部の体質改善は重要だと思いますが、機能を縮小させることには反対です。みなさん、ぜひ、この国の刑事捜査のあり方について、考えてみてください。
posted by 中村和雄 at 21:28 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 国政のことなど

2010年10月08日

デンマーク報告 プロダクションスクール

プロダクションスクール プロダクションスクール、日本語に訳すと生産学校。ここは、一度就職したけれどうまく適合できなかった若者や引きこもりの若者に対して、就労に向けて支援する学校です。

 広い敷地の中に、たくさんの部屋があって、それぞれ若者たちがめざす仕事に向けた職業訓練の場となっています。縫製、機械修理、木工、板金、アート加工、コンピュータ、保育、音楽など幅広いジャンルにわたる分野が用意されていました。
 若者たちは、ここで、指導員たちの指導の下に技術を身につけていくのですが、単に技術を身につけるというより社会に適合する力を身につけていくという教育的な指導がなされているとのことです。

 何より日本の教育訓練施設との違いは、若者たちの笑顔と積極性です。とっても明るいのです。写真は、保育の勉強をしている若者たちです。少し前に社会からドロップアウトしてきた子ども達にはまったく見えませんでした。この施設の姿勢がよく分かった気がします。
 一度落ちこぼれると這い上がれない日本の若者たち、何度でもやり直しをするために手厚い援助をするデンマーク。大いに日本の現状を考えさせられた施設でした。
 
posted by 中村和雄 at 23:23 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 活動日誌