2010年11月29日

大阪地域労組青年部

 本日の午前0時50分から毎日テレビの「映像’10」という番組で、大阪地域労組青年部の活動がドキュメンタリー番組として放映されました。同青年部専従の中嶌君たちが、既存の労働組合運動とはちょっと違う若者らしい感覚で、駆け込んでくる若者労働者の紛争を次々に解決していきます。その手法はまさに若者らしく、ニコニコ動画をはじめとするきわめてテクニカルでビジュアルな手法が用いられています。解決率が80パーセントということですから、いま評判の労働審判における調停成立率70パーセントを凌ぎます。私も中嶌君には何度かお会いしていますが、大変理論的で鋭い感覚と包容力を持ったすばらしい若者です。
 
 ところが、番組の中でも紹介されていたように、彼らの活動が財政上の問題から危機に直面しています。彼らのような労働運動はこれからますます重要性が増してきます。非正規雇用の現場で悶える若者たちの駆け込み寺として、地域にこうした活動が展開されていることはきわめて重要です。  
 中嶌君自身は一時期活動を離れることも考えたようですが、いまは仲間と必死に頑張っています。大阪の弁護士たちを中心に呼びかけて地域労組青年部を支える基金も設立されました。

 いま、非正規労働者の権利保護を実現しようと各地で活動している地域の労働組合(ユニオン)は、どこもかしこも財政難です。専従の方たちが劣悪な条件の中で必死に活動しています。中嶌君のような活動家が存在することは、これからの労働運動の発展にとってかけがえのない貴重なことです。ぜひ、みんなで支えていきましょう。

 ところで、日本の名だたる大企業の労働組合は、いまは財政的にとっても豊かです。ユニオンショップ制という仕組みによって新入社員はみんな入社と同時に自動的に組合員になり、チェックオフという仕組みによって会社が組合費を給料から天引きして集めてくれます。さらに、こうした大手の組合は、日常の組合費の他に一定額を「闘争資金」という名目で組合員から徴収しています。これはストライキなどに備えて蓄えている資金なのですが、ストライキをしない今は莫大な資金となって蓄えられているのです。
 健全な社会を形成するためには、大企業の莫大な内部留保をはき出させるのと同じように、大企業組合の莫大な内部資金をはき出させて有効に使うことが求められています。
posted by 中村和雄 at 17:37 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 雇用・労働

2010年11月21日

日本酒「九条」

101120_161353_ed.jpg皆さんは「九条」というお酒をご存じですか。京都の洛中である上京区にある酒蔵、佐々木酒造さんが憲法9条の堅持を願って造っているお酒です。雑誌「ねっとわーく京都」が全国の皆さんへの販売を応援しています。

 土曜日に今年の新酒完成をお祝いした試飲会が佐々木酒造の酒蔵で開かれ、私も楽しんできました。とってもフルーティーな芳醇な味が口いっぱいに拡がり、とっても豊かな気持ちにさせてくれます。この日は新社長佐々木あきらさんの社長就任のお披露目でもありました。実は新社長のお兄さんは今や大スターになられた俳優の佐々木蔵之介さんです。「蔵之介」の芸名は会長になられたお父さんが付けられたそうです。味わいの深い演技はお酒造りの環境から身につけられたものかもしれませんね。

 今年の日本酒「九条」は、いつものお酒の他に特別限定酒「プレミアム九条」が追加となりました。乞うご期待ください。全国の皆さん、新年を日本酒「九条」でお祝いしましょう。大切な豊かな権利がぎっしりと詰まった憲法のように芳醇な味わいを堪能できます。そして来年も大切な憲法をしっかりと擁護する運動を広げていきましょう。
 日本酒九条のお問い合わせは、ねっとわーく京都21へ TEL075(213)3107
posted by 中村和雄 at 18:18 | みなさんの意見(1) | TrackBack(0) | よもやまばなし

2010年11月12日

門川市長尋問の結果

 京都市教育委員会が2008年2月の市長選前に門川氏のインタビュー記事や顔写真などが掲載された本1400冊を定価で書店から購入し関係者に無償で配布した問題の住民訴訟で、昨日、門川市長(当時教育長)と江口参議院議員(当時問題の本の出版社代表)の証人尋問が京都地裁で行われました。たくさんの方が傍聴に来て頂き、大法廷の傍聴席が満員になってしまいました。せっかくお越し頂いたのに傍聴頂けなかった方々にお詫び致します。

 門川さんは、この本の中で2007年11月29日に教育長室でインタビューを実施したとして顔写真入りで掲載されている記事について、実はインタビュー自体が存在しなかったことを認めました。
 しかし、この本が2004年に企画されながらその後作業が頓挫していたのに、どうして2007年秋頃から急ピッチで動き出したのかについては、自分は関与していないし、報告も受けた記憶がないと証言しました。
 この本を関係者に無償で配布するために、教育委員会が1400冊を定価で購入することを決定したのは、2007年10月22日教育長室で行われた教育委員会の幹部会においてです。直接出版社から購入すれば2割引で購入できるのにわざわざいくつもの書店から定価で購入することにしました。この幹部会には幹部会の責任者である門川教育長も当然出席しています。このことは前回証言した教育委員会の担当職員が証言しています。しかし、門川さんは記憶がないと証言しました。この時期は、まさに桝本前市長が引退を表明し、民主党が門川氏に出馬を要請した時期です。この本の出版、大量の書籍購入と無償配布が門川さんの選挙と関係なかったなどとの言い訳が通じるはずはありません。

 不思議なことにこの本には著者名の記載がないのです。これまでの証人尋問において、実際にこの本を作成したのは誰なのかが追及されてきましたが、教育委員会も出版社も明確な回答がありません。出版社がライターだと回答していた方が前回法廷で証言され、自分が関与した時期や作業内容は全く違うと証言しました。この本は、選挙直前に大慌てで作成されています。内容からしても教育委員会関係者が執筆作業を行ったとしか考えられません。今後、この本の作成に関わった教育委員会関係者たちを尋問して真相を明らかにしていきたいと考えています。引き続き、皆さまのご支援をお願い致します。
posted by 中村和雄 at 10:24 | みなさんの意見(1) | TrackBack(0) | 裁判

2010年11月08日

門川市長尋問のおしらせ

 雇用や経済が回復しない中、抜本的政策転換を図るのではなく、市民の関心を領土問題に向けることで乗り切ろうとする財界戦略があるのではないかと穿って見てしまう今日この頃の報道です。
 ところで、京都市関連ですが、11日(木)午後1時30分より京都地裁101号法廷(大法廷)で門川市長と江口参議院議委員を尋問します。先の市長選挙の直前に京都市教育委員会が門川氏の宣伝本を1400冊定価で購入し無償でばらまいたことに対して税金の無駄遣いであるとして教育長であった門川氏らに購入代金などの返還を求める住民訴訟です。私も尋問を担当します。お時間がありましたらぜひお越しください。けっして飽きさせません。
posted by 中村和雄 at 23:25 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 裁判

2010年11月05日

東九条マダンと憲法集会

101103_131817.jpg101103_154407.jpg3日は憲法施行記念日です。南区の陶化小学校では「東九条マダン」が開催され、晴天のもと大勢の方が参加されました。東九条一帯は韓国籍・朝鮮籍の方またはその2世3世の方がたくさん居住しています。戦前に韓国併合をした日本政府の命令で強制的に連行され京都の飛行場や軍需工場で働かされた人々が戦後に移り住んだ地域です。この地域こそ多文化共生の地域です。マダンは多文化共生のお祭りでもあります。この街をこれからどうしていくのか、住民を主体として知恵を結集する重要な時期になっています。

 また、この日は円山野外音楽堂で憲法9条京都の会主催の集会がありました。私は掛け持ちで参加させて貰いました。憲法制定時にお祝いとしてつくられた「憲法踊り」が披露され、当時のみなさんの憲法に対する熱い期待感をひしひしと感じました。
 
 在特会など、外国籍の方を排外的に扱おうとする勢力が台頭してきています。中国の軍事的台頭をことさら強調する評論家が目立ちます。今こそ、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう決意した」(日本国憲法前文)日本国憲法の精神をしっかりと再確認する必要がありそうです。京都から、そして東九条から、すべての人々が平和のなかで人間らしく生きるという憲法をしっかり生かした街をつくっていきましょう。
posted by 中村和雄 at 13:39 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし