2011年08月31日

「京都市防災対策総点検」中間報告 

 8月29日に「京都市の防災対策総点検−中間報告」が発表されました。わたしもざっと目を通したのですが、この中の「5 原子力発電所事故等に関する対応」の記載にはびっくりです。
「今後、京都市域で大規模地震が発生し、同時に若狭地域の原子力発電所で事故が起こって、福島第一原発で起こったような複合災害が起こるリスクはかなり少ないというのが、原子力の専門家の見方」
 さらに、福井の原発から30キロに位置する京都市民の命の水である琵琶湖の汚染については
「琵琶湖の水の放射性物質による汚染に関しては,仮に琵琶湖方面へ放射性物質が飛散したとしても,琵琶湖の水量が非常に多いため,水中で希釈される。」

 わたしは、水俣病の被害者たちと裁判を闘ってきました。窒素が水銀を不知火海に垂れ流したときに、当時の行政担当者が今回と同じように「不知火海は広いから海の水で希釈される。」といっていたことと同じ発言です。いまだに多くの被害者が苦しんでいる水俣病の経験をまったく勉強していないとしか言いようがない信じられない記載です。
 
 これでは到底市民が安心して生活することは望めません。脱原発を明確にした市政を必ず実現しましょう。
posted by 中村和雄 at 17:10 | みなさんの意見(5) | TrackBack(0) | 京都市政の動き
みなさんの意見
こんにちわ。いやはや、とんでもない話をするものですね、福島原発の教訓がまるで生かされていない、琵琶湖の面積が大きくて、水の量が多いから放射線の量が薄まる、馬鹿と違いますか、福島原発の近くの海においてどれだけの漁業被害が出ているのか、まるで理解をしていない発言です、琵琶湖より、海の方が遙かに広いのに、あれだけの被害が出て、生活苦に陥っている漁業関係者いるのに、こんな事が解らずして、門川現市長がこの発表文書に関与していたとしたら、大きな問題です、琵琶湖の水が汚染されることは近畿一円に大きな生活問題を引き起こすことになるのです、こんな事を容認する市長は許せませんね、京都市の未来を考えていないとしか思えません、門川市長がこの文書を知っていたとなれば、私たちも質問書を提出したいと思います、ゆるさん。
Posted by 竹本繁夫 at 2011年08月31日 18:43
専門家ってどなたなんでしょう。国会で証言された地震研究者の岩橋先生は浜岡の次は若狭が危ないと言っておられます。また新たな断層もその後派遣されました。この大地動乱の時代・・・油断大敵、常識のない京都市幹部は皆入れ替えましょう。フクシマから東京などの浄水場に飛散した放射性物質のことも全く記憶にないのでしょう。こんな市政に不安増大です。
Posted by 村上 at 2011年08月31日 22:48
ほとんどの住民が目にしない「報告書」住民が目にしたら、抗議が殺到するでしょう。専門家をはっきりさせる必要があります。又京都市の建設消防委員会、本会議でも取り上げ、市会の中で本報告の撤回を求めるものです。
Posted by 洛西の青年 at 2011年09月01日 11:19
若狭原発と京都を思うと琵琶湖の水問題が一番心配です。水を絶たれるとはどう言う事態なのかを想定する事さえ出来ません。若狭原発銀座はゼロへのスタートを切るべきです。
琵琶湖は広いから水の量が多いから放射性物質も”薄まる”。まるで子どもの水遊びのような暢気な発言に唖然とします。
原発問題は市長選挙の大きな争点ですね。
Posted by 村上 清子 at 2011年09月02日 10:31
「京都市の防災対策総点検」というのは、市民の税金を使って行われているのでしょうか。

原発から放出された死の灰は、大地に降り積もり、雨で川や湖に流れ込み、農業用水、飲料水、海に汚染を「広げていく」と聞きます。
京都市のように「汚染は広い海で薄まっていく」というところもあるのですね。

京都大学原子炉実験所の先生が仰っています。
「「防災」というものの原則は、危険を大きめに評価して、あらかじめ対策をとっていく。住民を守ること。
危険を過大評価していたら「これは過大だった。でも住民に被害を与えなくて良かった。」と胸をなで下ろす。それが防災の原則だと思う。」と。

今回、3.11で「安心神話」が崩壊して、行政は「防災」に対して根本的な見直しをしていくと思っていました。
京都市の「防災意識」に変化や学びはないのでしょうか。

いやいや、最終報告書を作る「専門家」に「人間性と良心のある科学」を期待してみます。

Posted by H.S. at 2011年09月03日 18:36
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