2011年08月21日

地蔵盆

110820_094326.jpg 京都の夏の行事、地蔵盆が市内各地でおこなわれています。わが町内も近くの公園の一角で開催しました。果たしてどれだけ子どもが来てくれるものかと心配でしたが、23人の子どもが参加してくれました。参加された子どもさんの中には普段は同居していないお孫さんたちが参加してくれたケースもありました。それでも3世帯に1人の割合です。

 少子化の中で市内中心部地域にこどもたちがいなくなっています。地域の高齢化が顕著です。高齢者に優しい地域作りと安心して子どもを育てられる地域作りが、重要になっています。
 これから地蔵盆の後片付け作業に行ってきます。
posted by 中村和雄 at 14:21 | みなさんの意見(1) | TrackBack(0) | 暮らし

2011年05月08日

東日本大地震被災地調査

P10004501.jpg 6日の夜に仙台入りし、昨日と今日の2日間、宮城県と岩手県の被災地の状況を調査してきました。JR仙台駅でレンタカーを借りて、津波の押し寄せた太平洋岸沿岸部を2日間で500キロ以上回りました。仙台港、塩釜、奥松島、石巻、女川、仙台市名取閖上地区、陸前高田、気仙沼。どこも想像を絶する惨状です。写真は気仙沼の中心部です。たくさんの大型船が街の奥深くまで運ばれてしまいました。周りの建物はすべて倒壊し押し流されています。一部で倒壊家屋の撤去作業が行われていますが、まったく手の付けられない状態のまま放置されているところも少なくありませんでした。

 テレビのニュース映像などで見ている感覚とはまったく異なり、その規模の高さと拡がりに唖然とさせられます。海岸線から遙かに遠い10キロ近くの場所でさえ、家屋が押し潰され流されているのです。またかなりの高台の上にも津波が押し寄せあらゆる構造物を根こそぎ押し流していました。
陸前高田や気仙沼は、まさに街がそっくり消えてしまいました。

 現地に行って、あらためて今回の被害の甚大さに驚かされました。地元自治体は何から手を付けて良いか今は混乱している状態です。国家的な支援で復興をしっかりと支えていかなければなりません。ただし、東京の霞ヶ関で中央官僚が勝手に絵を描くような計画ではダメです。地元住民の立場に立って、それぞれの地域の住民が主体となった復興計画の策定作業を地域住民が参加する形でしっかりとつくっていく必要性を痛感します。
 そして、京都でも大地震や原発事故に備えた防災計画をしっかりとつくっていくことが必要です。住民の側からも問題提起をしっかりしていかなければならないと感じます。
posted by 中村和雄 at 23:59 | みなさんの意見(1) | TrackBack(1) | 暮らし

2011年03月28日

埼玉アリーナからの報告

 福島からの避難所となっている埼玉県の埼玉アリーナ。そこで支援活動を続けている弁護士からの報告です。励まされますので紹介します。

 さいたまスーパーアリーナBゲート入口に掲示板があります。そこに貼られていた手紙です。

埼玉県の皆様
いわき在住 30代 女性

本当に本当にありがとうございます!!
 私は、いわき市で震災にあいました。自宅は半壊し、友人、知人の安否も分からず、原発の恐怖にさらされながらの生活は本当に地獄のようでした。
 小さい子どもを抱えながら、ライフラインが停止し、物が無い(買えない)不安は大きく精神的に追いこまれていた頃、アリーナの情報を知り受け入れてもらう事ができました。親せきもいない埼玉の地に避難するには不安がありましたが、皆様にあたたかく迎えて頂きある職員の方に「大丈夫。いわきは必ず復興します。大丈夫です。」と力強い励ましをいただき、涙が出そうになった事を忘れる事ができません。
 そして、ボランティアの方々の一生懸命に動いている姿をみて、私もいつか誰かのお役に立てるような事をしたいと強く思いました。
 震災で失った物は多く、辛く悲しい事は沢山ありましたが、埼玉の方々の優しさに触れ、私の人生で得るものも、また沢山できました。
 埼玉で得る事のできた人脈や人を思いやる宝は、地震や津波では壊されない、お金よりずっと大事な私の宝となりました。本当にありがとうございました。
posted by 中村和雄 at 23:59 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2011年03月14日

大震災と原発

 災害に被災された方々に対し慎んでお見舞い申し上げます。私は大学生時代とその後の数年間を仙台で過ごしました。学生時代に訪れた三陸の港町が影形もなく消えている光景をテレビで見て、ただただ唖然としています。これからますます被害の甚大さが明らかになっていくと思います。私たちができることは何なのかをみんなで考えていきましょう。
 
 東京電力福島原発1号機と3号機が炉心溶融状態となっており、放射性物質が大気中に飛散しています。枝野官房長官は「大量に飛び散っていない。」と記者会見で述べていますが、大量飛散を疑わせる調査結果も出て来ています。
 今大切なことは、正確なデータをきちんと公表させることだと思います。電力会社はこれまでデータのねつ造を繰り返しています。内部被爆の場合、人体被害が長期間経過後に現れてきます。健康そうに見えていたのにある日突然発症するのです。今正確に被曝実態が把握され公開されるのでなければ、闇に包まれる危険性が高いといえます。聞くところによると、科学者の一部が現地での調査にあたっているとのことです。本来、東京電力や政府機関が行うべき調査のはずですが、残念ながらその調査結果については信頼できないためです。
 これから福島原発がどうなっていくのか予断を許しません。大きな被害がこれ以上拡大しないことを望みます。
posted by 中村和雄 at 20:40 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 暮らし

2011年03月06日

TPP参加反対集会

110306_145831.jpg 冷たい小雨が降りましたが円山公園でTPP参加反対、「壊国」反対の集会が開かれ、その後市役所までデモ行進しました。デモの先頭には3台のトラクター、そして北部から駆けつけた農民のみなさんたち掲げるむしろ旗。四条河原町を歩く人たちも注目です。

 アメリカ言いなりの菅政権の政策の象徴がTPP参加表明です。TPPは、これまでの小泉政権時代の新自由主義路線をさらに推し進めようとするものであり、まさに時代に逆行するものです。新自由主義の行き詰まりに対し、アメリカと日本の財界は、さらに新自由主義路線を猛進していこうというのです。格差と貧困がさらに拡大する極めて危険な政策です。
 TPP参加は、市民生活のあらゆる面に及びます。弱い者を切り捨てていく強者の論理を振りかざす「壊国」TPPの危険性を広くみんなに伝えていきましょう。
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(3) | TrackBack(0) | 暮らし

2011年02月12日

与謝野町視察

与謝野町視察.jpg 今週初めに京都府北部与謝野町を訪問しました。与謝野町が実施している「住宅リフォーム助成制度」についての視察会に参加したものです。京都市内の中小業者や建設業の団体、議員さん、研究者ら78名が参加し、京都駅から大型バスで往復しました。
 
 住宅改修助成制度は、不況で落ち込む建築・建設関係事業を援助することによって地域経済を活性化しようとする施策です。与謝野町のほか岩手県宮古市や東京都大和市などで実施され、秋田県でも実施となりました。現在の地域経済の落ち込みを克服する対策として大変注目を集めています。
 太田貴美与謝野町長ご自身から丁寧に制度の報告を頂きました。「町民の生活を下支えするのが町の役割。町の経済が急激に縮小する中で、この制度は大変経済波及効果が大きく、地域経済に大きな効果があった。」とのことです。2年間で町全体の12%の世帯が利用し、町内の関連業者210社中140社が受注し、対象件数は427件、補助金は6700万円で対象工事費は10億8100万円と16.1倍の経済効果が得られたとのことです。
 午後の分散会では、工務店や板金、管工事の業者からお話を聞きました。隣接する町の業者さんたちから大変羨ましがられているとのことです。

 今回の視察はとても有意義なものでした。市内から参加された業者さんたちもぜひとも京都府や京都市で同様の制度を実現させたいとの意見で一致しました。今後、みなさんと勉強を深め、この制度の実現に向けて運動していきたいと思います。

posted by 中村和雄 at 12:36 | みなさんの意見(1) | TrackBack(0) | 暮らし

2010年11月05日

東九条マダンと憲法集会

101103_131817.jpg101103_154407.jpg3日は憲法施行記念日です。南区の陶化小学校では「東九条マダン」が開催され、晴天のもと大勢の方が参加されました。東九条一帯は韓国籍・朝鮮籍の方またはその2世3世の方がたくさん居住しています。戦前に韓国併合をした日本政府の命令で強制的に連行され京都の飛行場や軍需工場で働かされた人々が戦後に移り住んだ地域です。この地域こそ多文化共生の地域です。マダンは多文化共生のお祭りでもあります。この街をこれからどうしていくのか、住民を主体として知恵を結集する重要な時期になっています。

 また、この日は円山野外音楽堂で憲法9条京都の会主催の集会がありました。私は掛け持ちで参加させて貰いました。憲法制定時にお祝いとしてつくられた「憲法踊り」が披露され、当時のみなさんの憲法に対する熱い期待感をひしひしと感じました。
 
 在特会など、外国籍の方を排外的に扱おうとする勢力が台頭してきています。中国の軍事的台頭をことさら強調する評論家が目立ちます。今こそ、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しよう決意した」(日本国憲法前文)日本国憲法の精神をしっかりと再確認する必要がありそうです。京都から、そして東九条から、すべての人々が平和のなかで人間らしく生きるという憲法をしっかり生かした街をつくっていきましょう。
posted by 中村和雄 at 13:39 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2010年09月28日

デンマーク報告 自転車通勤

コペンハーゲン地下鉄2コペンハーゲン地下鉄1デンマーク調査の報告第2弾は、自転車通勤についてです。コペンハーゲン市内には自転車で通勤姿が目立ちます。自転車道路が整備されていて安全に自転車走行が確保されています。日本のように歩行者通行帯と一緒になっていませんし、自動車道路と分離されていますので安全です。

さらに驚いたのが、これらの自転車がそのまま地下鉄や電車に乗り込んでくるのです。左側の写真は地下鉄の車両内部です。自転車専用車両があり、整然と整列して固定され、ごく自然に電車内に存在します。いやはや、この国では自転車通勤とは自転車が電車に乗ることも含んでいるんですね。聞くところでは、ヨーロッパでは珍しくない光景だといわれました。これは本当に環境に優しい政策ですね。さすがです。
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2010年09月10日

デンマーク調査

 8月28日から9月5日までデンマークの雇用制度・失業給付制度・職業紹介事業・職業訓練学校などを調査してきました。学校でしっかりと職業能力を身につけて雇用現場に送り、落ちこぼれたり、失業したりしたら、手厚い失業給付の下充実した職業訓練を受けて、再び優秀な労働者として<就職していく。いわゆる「ゴールデントライアングル」といわれるデンマークの雇用システムです。これが、しっかりと根付いていることを実感しました。ただ、日本で文献などで紹介されているデンマークについての記載は、かなりの部分で誤っていることも判明しました。

 やはり、現地で直接調査することの重要性を痛感しました。これからしばらくはデンマークの制度について皆さんにご報告したいと思います。ただ、デンマーク調査のために、帰国後の仕事がバタバタしていてご報告が遅くなっています。せっかく撮ってきた写真もまだアップできていません。
 皆さんの中にはデンマーク報告を待っていてくれた方もいらっしゃると思います。申し訳ありません。もうしばらくおまちください。/span>
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2010年08月22日

地蔵盆

 昨日から今日にかけて、京都の中心部の多くの町内で地蔵盆の行事が行われました。距離にして50メートルくらいしか離れていないのに、それぞれの地域に子どもや大人が集まって花火や宴会をしています。京都の昔ながらの町の単位の細かさがよくわかります。

 残念ながら子どもの数はあまり多くはありません。地蔵盆がおこなわれる地域には、平屋建てや2階建ての民家が多く、そうした家屋に住んでいる住民の中に子どもの占める割合はきわめて少なくなっているのだと思います。それでも、吹き流しをつくったり、行燈をつくったりして地域の大人たちがしっかりと地蔵盆を盛り上げています。

 私は四半世紀前に京都に住み始めた頃、この地蔵盆という行事が不思議で仕方ありませんでした。関東出身の私には今まで見たことのない地域の行事でした。もしかすると昔はこうした行事が各地でもあったのかも知れません。しかし、こうした行事が今もしっかりと定着している地域は大きな都市では他にないのではないでしょうか。
 
 地蔵盆においては、地域の大人が集まって一生懸命準備をします。自分たちの地域は自分たちで創っていく、京都の住民運動の力強さの源泉であるようにも思います。
 近い将来、地蔵盆がたくさんの子どもたちの笑い声で包まれる、そんな京都の街にしていきたいですね。
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2010年08月04日

京都の多文化共生を進めるために

20100801154833.jpg 日曜日に京都市南区の故郷の家・京都の文化ホールで「京都の多文化共生を進めるために」と題するシンポジウムが開催され参加しました。主催の中心は、京都東九条CANフォーラムという団体です。

 南区の東九条地域は、歴史的な経緯から在日韓国朝鮮人をはじめ多国籍住民が多く居住しているところですが、最近は人口が激減し高齢化も進んでいます。この地域を新たな多文化共生の街として発展させていこうとの取り組みが始まっています。今回は同じく多国籍住民が多い東京の大久保と神戸の長田のまちづくりも報告して頂き、東九条のまちづくりを考えようという企画です。

 東九条CANフォーラムの金周萬事務局長の次の言葉が印象に残りました。「多文化共生とは、違うことで差別されないこと、平等ということで同化を強制されないこと。自分らしく生きることを認めあうこと。」
 差別と偏見を乗り越えて地域を支えてきた東九条に地域コミュニティーの拠点として「多文化共生活動センター」を設置し、多文化共生のノウハウの発信基地にしようとの地域の皆さんの思いには共感します。東九条の小学校統合にあわせて、ぜひ実現できることを願います。
posted by 中村和雄 at 01:17 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2010年06月17日

「朝日新聞値上げ」知ってましたか

 皆さん、知っていましたか?じつは私はつい最近まで朝日新聞の値上げに気づいていませんでした。
 先日出張で博多に行き、翌朝、博多駅で朝日新聞を買って130円を払ったら、「お客さん、150円ですよ。」といわれ驚いたのです。え、九州は朝日新聞が150円なのか、ついに新聞も地域ごとに販売価格を変えることになったのか、ユニバーサルサービスを放棄したのか、えらいことになったもんだ、これじゃますます東京と地方の格差が拡大するぞ。
 
 と怒っておったのです。ところが、数日後東京出張のために京都駅で朝日新聞を購入したら、150円だったのです。5月から全国で値上がりしていたのですね。一方で安心し、他方で不安になりました。新聞の発行部数が急減しています。本当に新聞がなくなる日が来るのかも知れません。

 私は、新聞社には電子新聞への対応を急いで貰いたいと考えます。近い将来紙の新聞はなくなるかも知れません。でも、今の新聞の紙面の水準はしっかりと電子媒体でも発信して貰いたいのです。アイパッドの画面でもいいです。ヤフーニュースやグーグルニュースのような表面的な記事だけでは満足できません。テレビ報道と違った新聞の魅力をしっかりとこれからも維持して貰いたいと思います。新聞製作に関わっている皆さん、期待しています。
posted by 中村和雄 at 23:35 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2010年06月06日

ヒューマンふれあいコンサート

 京都会館第2ホールで「第13回ヒューマンふれあいコンサート」が開かれました。今回は、私の大好きな野田淳子さんとゲゲゲの女房の紙芝居屋のおじさん役の上條恒彦さんがすばらしい歌声を聞かせてくれました。

 野田さんの何時までも透き通った歌声は、1人1人の人間のすばらしさを謳う金子みすゞさんの詩とすばらしく調和して感動を与えてくれました。
 上條さんの感情豊かなまるでお芝居を観ているような歌声は、とてもエネルギッシュで元気をたくさんもらいました。

 そして、最初に演奏された障がい者施設「あおい苑」の皆さんのミュージックベルメドレーは、感動でした。1人1人の演奏中の表情が練習の成果をしっかりと物語るもので、演奏後の顔は充実した満足感に溢れていました。とてもすばらしい演奏でした。涙が溢れてきました。こんなにみんなが一体となって練習を積み上げることができるなんて、すばらしい施設だなと感心しました。
 彼ら彼女らが、安心して働き続けられるように、社会を変えていきたいなあとの思いが強くなりました。

 そしてもうひとつ、感心したのは、手話通訳の皆さんです。まさに、舞台の演奏者の一員となってリズミカルに動きながら手話で伝えていました。そこにいることがとっても自然で、まったく違和感がありません。プログラムをみると「手話通訳・手話シンガー」とあります。さすがです。

 障がいのある方も健常者もみんなが生き甲斐をもって明るく暮らしていける社会、その実現のために一緒に活動していく、そんな思いをしっかりと共有できたすばらしいコンサートでした。
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2010年01月10日

5426億円

 昨年のゲーム機・ゲーム関連商品の国内売上金額です。凄い金額でびっくりしますが、一昨年に比べると6.9%減少しているとのことです。ゲーム離れと言うよりは、不況による影響と考えるべきでしょう。

 みなさん、最初のゲーム機を覚えていますか。そうです、インベーダーゲーム機です。今から35年ほど前に喫茶店などに設置されました。100円コインを入れてテーブルに設置されたデスプレイに映る侵入円盤を画面上の大砲を操作して打ち落とすゲームです。記憶が不確かですが、アメリカから輸入されたように思います。

 最初から戦争シミュレーションゲームとしてテレビゲームは始まっています。35年の間にゲーム機の技術は凄まじい進歩を遂げましたが、「ドンキーコング」をはじめ相手を殺害するゲームが依然多数存在していることを危惧します。今ではバーチャル映像という疑似空間を生み出す技術もあります。視覚的に現実空間と疑似空間の区別がつきにくくなっています。ゲームによる戦争ゲーム体験を通じて、戦争の悲惨さに鈍感にならないように、子ども達をしっかり見守っていく必要があると思います。
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2009年12月20日

「いのち・健康」大相談会

20091219135549.jpg 昨日京都市役所前広場を会場として、京都弁護士会主催の「いのち・健康」大相談会を実施しました。健康・医療、生活支援、社会保障、労働相談の各相談コーナーと炊き出し及びバンド演奏などのステージイベントを組み合わせた企画です。

 広場に各相談テーマごとにテントを設置し、弁護士の他にお医者さんと看護師さん、社会保険労務士さん、司法書士さん、労働相談・生活保護相談の専門家のみなさんたちに協力頂きました。
 また、炊き出しには、たくさんのボランティアの方々が協力頂き、おにぎりと豚汁を用意しました。中央ステージには、ボランティアとして協力頂いたアマチュアバンドの方々が次々と寒空のもとで暖かな演奏を繰り広げてくれました。ボランティアの方を含めたスタッフの数は70名ほどになりました。

 この冬一番の冷え込みでしたが、仕事や住居を確保できない方々が次々と訪れ100名を超える方々が来られました。相談で最も人気があったのは、医療相談でした。そして次が生活保護の相談でした。
 土曜日の午後でしたが、住居確保のためにボランティアの方に伴われて直ちに手続きを開始した方もいらっしゃいました。また、派遣切りに遭い、直ちに弁護士と手続きを相談された方もいました。

 雇用状況が大変深刻な状況であることは明らかです。京都府下では行政によるワンストップサービス相談会が22日、29日、30日に予定されています。単なる相談だけに終わらせることなく、必要な方たちに適切な救済が図られるように、関係機関との十分な連絡体制をとって適切に対応することを望みます。

posted by 中村和雄 at 13:06 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2009年09月21日

南こうせつ還暦コンサート

 京都市の高齢者(65才以上)は過去最高の33万5050人になりました。高齢化率は市内平均で22.9%、東山区は29.9パーセント。男女別では男性は5人に1人、女性は4人に1人に達しています。少子化対策を推進することが必要ですが、それとともにお年寄りに地域社会において元気で頑張ってもらうことも重要です。

 昨日NHKハイビジョンがつま恋で行われた南こうせつさんの歌手40周年・還暦記念野外コンサート「サマーピクニック」を7時間にわたって放映していました。私は20代にかぐや姫の大ファンでした。今でもたくさんの曲を口ずさみます。あれから40年、当時と変わらぬ優しい澄んだ歌声が響きます。ゲストも同じ世代のアーチストの方々がたくさん登場し元気な歌声を聞かせてくれました。

 7時間に及ぶ野外コンサート、疲れも見せずに最後まで会場参加者と一体となって盛り上がった「おいちゃん」の力は少しも衰えていません。還暦を迎えてますます張り切るこうせつさんを見ていて、こちらも負けてはいられないとパワーをもらいました。「高齢者」前期のみなさんも、まだまだ引退してもらっては困りますよ。
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2009年08月01日

ワーク・ライフ・バランス

仕事と家庭の調和。今度の衆議院選挙でも課題となっているテーマです。わが国の少子高齢化、男女賃金差別の拡大、過労死・・・それらを解決していく方策として提唱されているのが、仕事と家庭の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」です。最近、厚労省も頻りとこの用語を使います。しかし、実現していくためには多くのハードルがあります。

 朝日新聞によれば、現在の状況は次のとおりです。第1子出産後も働き続ける女性38%、育児休業をとる人は女性72%、男性0.5%、実際に取った有給休暇47%、30代男性で週に60時間以上働く人20%。

 フランスでは週35時間労働制となり、ノルウェーでは育児休業の一定期間を父親がになう「パパ・クオータ制」が導入されました。わが国でも、抜本的な制度改革が必要です。

 具体的な対策の前提として、第1に、働く人の3人に1人となった非正規雇用労働者の待遇改善が必要です。非正規雇用労働者は将来の計画が立てられません。安心して結婚できないのが現状です。性を理由とした賃金格差を解消することも不可欠です。長時間労働を規制することも必要です。
 結局、人間らしく働く権利をしっかりと確保していくことが、豊かな社会生活・家庭生活を実現することにつながり、ワーク・ライフ・バランスを実現していくということですね。
posted by 中村和雄 at 17:08 | みなさんの意見(1) | TrackBack(0) | 暮らし

2009年06月27日

コンビニ弁当安売り排除

 賞味期限が迫ったコンビニ弁当を安売りしないように不当な圧力をかけたとして、公正取引委員会がセブン・イレブンを指導しました。

 私の事務所の隣にもコンビニがあり、昼食によくコンビニ弁当を利用します。最近は種類も豊富になりました。ただ、これらの弁当類は賞味期限が過ぎると廃棄されています。資源保護の観点からも、まだまだ十分に安全に食べられるものなのに捨ててしまうことには抵抗があります。しかも、その負担はほとんどコンビニ店主に押しつけられてきました。
 こうした中で、自衛のために賞味期限間近の弁当などの安売りを始めた店主たちに対し、コンビニ本部が圧力をかけて安売りを阻止しようとしたのです。

 コンビニは今や宅配や振り込みまで取り扱い、便利な存在になっています。その中で、コンビニの店主さんの多くは大変過酷な状況で働いています。
 客がいなくても24時間開いていなければならない契約を強いられている店が多くあります。深夜にアルバイトを雇っていては経営が成り立たないので夫婦で交代で深夜の勤務をしているという話も聴きました。店主さんのほとんどは自らも売り場に立っていて、1年中ほとんど連続した休みが取れないとも聞きます。少しでも経営を改善しようと、商品をよりやすく仕入れようとすればそれは契約違反だとして阻止されます。

 コンビニがどんどん増えてコンビニ本部は莫大な利益を上げているのに、各コンビニ店主は過酷な状況で働かされているのです。いつの間にか、店主が交代しているコンビニをよく見かけます。経営が成り立たなくて手放しているのです。

 こうした状況に置かれているコンビニ店主さんたちは、「労働者」として保護をはかるべきではないでしょうか。コンビニ本部とコンビニ店主との関係は、労働関係における「使用者」と「労働者」の関係と極めて近い関係です。国際的には、「契約労働」として保護をすべきだとのILO条約も成立しました。わが国でも今回の事態を受けて、きちんとした保護規制をはかるべきだと考えます。
posted by 中村和雄 at 11:06 | みなさんの意見(0) | TrackBack(0) | 暮らし

2009年03月08日

「追い出し屋」

 ある日賃貸マンションに帰宅したら鍵が交換されていて中に入れなかった。家に帰ったら家財道具がほとんど持ち出されていた。こんな信じられないような被害が全国で相次いでいます。「追い出し屋」被害です。

 敷金・礼金なしの「ゼロゼロ物件」などで家賃を滞納した借り主が、強制的に退去させられたり、家財を処分されたりする被害が後を絶ちません。家賃の支払いが1日でも遅れると玄関に督促状が貼られるなど、悪質サラ金同様の被害も多発しています。

 家賃の滞納は好ましくないことは事実ですが、家賃を滞納したからといって貸し主が勝手に住居に立ち入ることは、刑法の「住居侵入罪」に該当する犯罪です。裁判上の手続きに基づかずにこうした行為を勝手にすることは許されません。弁護士や司法書士たちがこうした悪質な業者から被害者を守るために「全国追い出し屋対策会議」を結成しました。就職や進学などで新たに住居を賃借されるみなさん、くれぐれもご注意下さい。そして契約書をしっかりとご確認ください。それにしても、次から次へと悪徳商売が出現するものですね。 
posted by 中村和雄 at 23:55 | みなさんの意見(2) | TrackBack(0) | 暮らし

2009年01月18日

震災から14年

 今年も1月17日を迎えました。多くの尊い命を犠牲にしてしまった阪神淡路大震災の記憶は生々しいまま残っており、けっして忘れることはありません。私は、弁護士になって10年目でした。弁護士になる前の16ヶ月間、修習を神戸で過ごしていた関係もあって、数日後に途中から歩いて被災地を訪問しました。当時まだ新しかった神戸弁護士会の講堂は被災者の避難所に解放され、部屋中に布団が敷き詰められ、救援物資が積まれていました。多くのボランティアの方が活動していました。多くの家が崩れたり燃えたりして多くの犠牲者を出した長田地区でもみんなが協力し合って活動していました。震災時には人々の絆が最も重要に感じます。近い将来に大きな地震が予想されるとのことですが、次第に希薄化してきている地域社会のなかで、人々の絆を確保することが求められています。
 私は今月1日と2日に東京の「年越し派遣村」で相談活動をしていたのですが、私には派遣村の光景があのときの避難所の光景とダブって写りました。住居もなく、食べるものもなく集まってくるたくさんの若者、なんとかしようと駆けつけるたくさんのボランティア、そして知恵を出し合いみんなが力を合わせて生活を確保していく。人々の絆を実感しました。こうした連帯が、格差と貧困に対抗する実践的な活動の方向でもあると思います。京都でも連帯の輪を大きくしていきましょう。
posted by 中村和雄 at 17:45 | みなさんの意見(1) | TrackBack(1) | 暮らし